[長崎]桃カステラ講座に人気殺到「長崎さるく」の中のお菓子
今長崎では、マイカーや観光バスで、メジャーな観光名所、旧跡を見て回る観光ではなく、自分の足で歩いて、ガイドブックにも紹介されていない路地裏とか地元の人にもあまり知られていないマイナーな旧跡を郷土史家や長崎通のボランティアの方とのガイドで見て聞いて長崎の街を再発見する「長崎さるく」という市の観光事業が開催されており、まもなく三年目を迎えます。このまち歩き「長崎さるく」の中に、今ではあまり目にすることができない道具や古写真又仕事場を見ることができる店、それらを観光客や地元の人に開放して、ふれあいを楽しむ目的として「見聞館」があります。いわゆる街角博物館です。これにはちゃんぽん見聞館、からすみ見聞館べっ甲見開館等長崎ならではのものばかりで現在二十館あります。
お菓子の見聞館ももちろんあります。文明堂総本店のカステラ見聞館、岩永梅寿軒の和菓子見聞館、万寿庵のまんじゅう見聞館、千寿庵長崎屋の有平糖見聞館、焼餅見聞館の五館です。各館それぞれ昔の菓子道具や古写真の展示又菓子の歴史やお菓子の製法を説明したり、質疑応答等観光客や地元の人達と親しく楽しい時間を過しています。もう一つ「長崎さるく」の中に専門家による講座や体験を通してより深く長崎を探究する学さるくがあります。この学さるくで長崎名物桃カステラを作ろうと題しての講座が認定されまして、長崎支部主催で桃カステラの講座を開催しました。長崎でも桃カステラの講習会はほとんどなく大変な人気で定員の倍以上の応募があり、係りの方は断るのが大変でした。支部の組合員が講師になり、講師一人に対して受講者四人というマンツーマンまでいかなくてもそれに近い密度の濃い講習で、次回の講習の日を聞かれる程大好評の内に修了しました。
昨年中、この桃カステラの商標を県が取得し、長崎の桃カステラとなりましたが、大先輩達が苦労して作られ残してくれたこの桃力ステラを私達は大事にし、組合員同士切磋琢磨して、今以上に品質向上に努力しなければと思います。
(長崎県菓子工業組合長崎支部・井上正和)
